Friday, July 29, 2016

THE UNBEARABLE LIGHTNESS OF BEING

今回は映画、1988年公開の「存在の耐えられない軽さ」です。

作家ミラン・クンデラの小説を映画化した作品で、冷戦時代のチェコスロバキアの

プラハが舞台です。プレイボーイの脳外科医トマシュ、純朴なテレーザ、奔放で芸術家

のサビーナの三角関係を中心とした人間模様を描いていますが、当時のチェコスロバキア

の民主化運動「プラハの春」「チェコ事件」をめぐる言論弾圧とそれに対する人々の

姿が描かれ、政治的な要素も複雑に絡み合いタイトルの印象からわかるように哲学的

なストーリーになっていて少し重めですが、一言では表現できない奥深い面白さがある

作品だと思います。
















タイトルの軽さとは何なのか、反する重さとは。名作なのでご存知の方も多いかと思い

ますが、まだご覧になっていない方は是非この機会にいかがでしょうか。













       roma     道又 貴之